げーむ・ふぉりお

主にゲーム感想等ゲームについてのブログ

冥契のルペルカリア(NS)感想

 

総評

https://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/memo.php?game=32358&uid=no-att

 

点数内訳

シナリオ  45/50

キャラクター18/20

絵      5/10

演出     5/10

その他    10/10

total 83点

 

雑多感想

ネタバレ無し

演劇+α作品。演劇については結構過激派みたいなキャラが多いので、ほんわかした部活ものを想像している人は回れ右。また、同じくファンタジー要素大嫌いという人も回れ右。そういう感じの作品です。

ヒロインは大枠としては4人。OP動画も4人(ともう一人)揃うまで流れないので、かなり序盤が長い構成です。

 

おすすめする人:演劇好き 演劇嫌い 虚構大好き ファンタジー好き サブキャラ好き 妹好き

おすすめしない人:のんびりとした部活もの好き 演劇の裏方に着目してほしい人 ファンタジー嫌い インモラル嫌い 個別ルートはしっかりした長さがほしい人

 

ネタバレ有り・クリックで詳細表示

Twitterでもトチ狂ったファンが多いウグイスカグラ作品の、そのコンシューマー移植。

多分追加シナリオはなく、すけbシーンが全カットで追加イラストは2枚ほど(めぐりと奈々菜?)。どこかで見かけたが、作者がCS追加シナリオ等を嫌っているらしい。それはもう仕方ない。

 

本作はとにかくメインヒロイン?の影が薄いことに尽きる。メインヒロイン・架橋琥珀はすごい好きな要素も多かったし、作中キャラとの関わりも好きだったのになあと残念になる。あんな存在感のない感じにするんだったら琥珀は架空の存在にしてほしかったなと。

他にも偽妹・天使奈々菜立場的には幼馴染キャラに近いヒロイン・箱鳥理世ラスボス系実妹・瀬和未来など魅力的なヒロインが多かったものの、その相手役となる主人公・瀬和環の魅力が薄いこと薄いこと。シナリオ重視で外見設定もない主人公はじめて見ましたよ。

まあでも、その中でも瀬和未来と主人公の関係については満足しています。しかし他については主人公とヒロイン、その片方だけに魅力を感じても、私の心にはあまり響かなかったのが実情です。

 

では、なんでこんなに高得点なのか。

それは

匂宮めぐりちゃん

というヒロインがいるからです。

 

匂宮めぐりちゃんの話をしようか。うおおお!美少女!!過度に幼くないが発達しきってない身体!!!強そうに見えて弱い!!!!いや別に弱くはないが????って感じの子。アシンメトリーすぎる横髪はラーメン食べるのに苦労しそう。

 

Twitterにも書いた気がしますが、『冥契のルペルカリア』の半分以上はこの子のための話だと思っています。いやまあ、事実ルペカリは「折原氷狐とその周りの人」の話と「旧劇団ランビリス」の話でできていますからね。その中でも後者は生者であるめぐりのための物語なので、そう感じてしまうのも仕方のないこと。

元々作中キャラに恋愛関係なしに溺愛される子が好きなので、この子はかなり好みに合致していたと言えます。美少女ゲームでは滅多に会えない逸材なので、これからも愛していこうと思います。

 

もっとぶっちゃけ感想

これだけ褒めた匂宮めぐりについても、やはり主人公との組み合わせだけは納得しかなる部分も多く、結局なんだかなあって感じです。

あと、エンターグラム作品の中でも、『うみねこのなく頃に咲』、『幻想牢獄のカレイドスコープ』、『ひぐらしのなく頃に奉』『双子座のパラドクス』は特に音質に問題はなかった。

しかし本作とCS版『紅月ゆれる恋あかり』はメッッッッチャ音質が悪く感じる。

「普段音質を気にしない私でさえ気になるのだから、みんなも気になってしょうがないやろ!(^^)」と思って検索してもまあ出てこないこと出てこないこと…耳が悪くなったんですかね…

 

声優の声がカスカスに聞こえる。BGMも上滑りして聞こえる。割と最悪である。残りの積みゲーであるCS版『エヴァーメイデン』がマシであることを祈る。